選択理論心理学の話 ①
少し前の記事で、「選択理論心理学」なるものがあることを知ったと書きましたが、その入門書的な本を図書館で借りてきました。
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
- 作者: 渡辺 奈都子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本の内容を自分なりに消化して整理するために書いていますが、もしかしたら違う解釈をしている部分もあるかもしれません。悪しからず。
選択理論心理学とは、ざっくり言うと「人は、他人を変えることはできない。他人に変えられることもない。自分が変えられるのは自分だけであり、今の自分は自分が選択した結果である」という考え方。
人はつい、自分が快適になるために誰かのことを変えようとしてしまう(=外的コントロール)けれども、外的コントロールは、決してされる方にとって心地良いものではない。だから、外的コントロールをベースに人間関係を構築していくと、ギスギスしたものになっていきやすい。
一方、選択理論心理学をベースにすると、他人がどうかは関係なくなり、大事なのは、自分が欲するものを自覚していて、そのための手段を考えること。になるわけです。
ここまでは書いていなかったけど、互いに協力して人間関係を築くことを諦め、あくまでも個人に重きを置いて考えるというのは、ある意味すごくドライかも。
そして、自分が自分の行動を選択していく上で指針となるものが、「5つの基本的欲求」と求める「上質世界」。
基本的欲求は先天的なもので、人によって大きい欲求もあれば、小さい欲求もある。一方上質世界とは、その基本的欲求をふまえた上で、自分がどのような生活を望むのかというイメージ写真のようなもの。パートナーや家族がいる場合、基本的欲求の配分は人によって違うので、お互いの欲求のバランスをとったイメージ写真を用意することが必要です。上質世界は後天的なものなので、イメージ写真は変わることもあれば、それがどうしても叶わない場合には、取り換えることも有効らしい。
まずは自分の欲求の度合いを把握して、自分の理想とするイメージ写真には何があるのかを考え、足りないものはどうやって埋めていくのかを考える。 そのプロセスが欠かせないようです。
遅いので、続きはまた次回。