選択理論心理学の話 ②
昨日の続きです。
この本では、自分の欲求傾向についての、チェックリストがついています。全部で50問。軽い気持ちでやってみました。
結果、私の中で一番大きな欲求は「自由の欲求」でした。自由の欲求は、その名の通り、自分が自由であることの欲求。誰かに強制されたり、干渉されたりされず、自分がやりたいことをやりたいようにやれることへの欲求です。(…朝ドラの歌みたいw)
本によれば、選択理論心理学を提唱したグラッサー博士もかなり自由の欲求の傾向が強い方だったそうで、自由の欲求が強い人にとって、選択理論心理学はかなり共感できる部分が多いと思います。…というかもう、自由の欲求が強い人のための心理学なのではと思うくらい(笑)。だから私も、この本が気に入ったのかもしれません。
続いて、「力の欲求」「楽しみの欲求」「生存の欲求」がだいたい同程度。「力の欲求」は、外的コントロールを生みがちなので、その点は注意が必要です。
そして、私の中で一番度合いが低いのが「愛・所属の欲求」でした。
なんとなく「愛・所属の欲求」が一番強いような気がしていたから、正直意外な感じです。
でも考えてみれば、これだけ達成度合が低いにもかかわらず、平気でいられるということは、そもそもの欲求があまり強くないからかもしれません。多分、私のこの生活、耐えられない人もいるんだろうなー。
そう考えていくと、私の「結婚したい」「子供がほしい」という願望は、「愛・所属の欲求」ではなく、行き遅れと思われたくない「力の欲求」や、子孫を残したい「生存の欲求」からくるものなのではないか、という恐ろしい考えがわいてきました。
いやいやいや、だとしても。欲求がゼロではないし!結婚をして子供も産みたいことには変わりはないし。ひとりの時間も大好きだけど…。ないと困るけど。
ところで。この「自分の欲求をしっかりと認識して、求める上質世界(願望)に合うもの取捨選択する」という考え方、シンプルライフにも通じるものがあると思いませんか?
自分の上質世界に『結婚』を想定するとき、誰かと一緒にいたい欲求の低い私は、ある程度『忍耐』を覚悟することが必要なのかもしれません。